このページは、現在すたれつつある8mmフィルムやその機材、および製作技術を後世にまで残すべく立ち上げた記録媒体です


by 宮澤英夫
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さし当たって玄光社刊「小型映画」一冊をスキャンしてみました

 玄光社刊8ミリ専門誌「小型映画」データベース化の第一歩として、さし当たって手掛けた「小型映画」1974年5月号のフルページ・スキャニングが終わったので、その一部を公開するとともに今後の展望を示します。

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 ページ数は、左上は表紙、右上は61頁、中左は101頁、中右は116頁、左下は149頁、右下は155頁です。広告など現時点で権利関係のクリアでないページは除きましたが、本誌の大体の雰囲気はお分かりいただけると思います。

 スキャンの際に苦労した、というか気付いたことは、パソコンもなかった時代だからなのかレイアウトが意外と甘く、ページ全体で平行が取れていなかったり、分割した段落や写真など複数のブロックで平行がまちまちだったりするので、なかなか全体を見た感じ安定した形でスキャンするのが難しい(というより不可能)のです。

 あと、残っている本自体が極めて少ないので、原本の留め金を外してバラす勇気がなく、普通に本をコピーするように背表紙を押さえつけ、見開き状態で原稿台にセットしたため、綴じ側の文章が端の方だけ切れていることがたまにあるのです。
 そのような場合は、レタッチソフトなどで切れた文を修復する作業も必要になります。
 もちろん綴じを外せば作業は楽になりますが、ただでさえ劣化が激しく、現行の方法でも原本に相当の痛みを与えるのに、バラしてしまったらもう本好きの私は卒倒してしまいます。
 ですがこちらの目論見として、映像製作に役立つ情報面のみをさし当って利用可能な状態にすることに重点をおいているので、早い話文字や写真の判別さえ付けばよく、当分はこの態勢でスキャニングを進めていきたいと思います。

 ただ大きな問題は、スキャニング自体に時間がかかること。それに端で切れた文の修復や、不明瞭な部分の調整を行うなどの処理を行い、利用可能なデータを作成するには少なくともまる一ヶ月はかかる見込みです。ちょうど月刊誌一号に一ヶ月ですから見た目の割はいいようですが、本誌だけでも単純計算で300冊以上、その上に別冊号などの不定期刊も含まれますから、先は長いです。

 そしてもう一つ、現存する企業の過去の広告に記載された会社情報や、映像作家の個人情報などをどう処理するか、などという問題もありますがそれは後々に検討することとして、さし当たっては情報保存を最優先でデジタルデータ化を進めていき、ある程度ストックがたまれば如何なる形で公開出来るかを模索、熟慮することにします。

 これらの作業を、当座は私一人でこなさなければならないので負担も少なからずかかりますが、拙速に急いたりせず、また自ら無理を強いることなく、長い目で見て地道に少しずつ進め、残りの一生をかけるつもりで「小型映画」全巻の網羅に努めたい所存です。

宮澤英夫


by 8mmhozon | 2010-11-11 04:45 | 玄光社刊「小型映画」