このページは、現在すたれつつある8mmフィルムやその機材、および製作技術を後世にまで残すべく立ち上げた記録媒体です


by 宮澤英夫
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とうとう私も、独力で映写機一台を修理

 本来なら今時分、「宮澤動画工房」の公式サイトを製作している真っ最中、なはずですが、私個人の別の仕事が立て込んだり何たりして、新サイト開設の目処さえ立っていない状態ですので、しばらくは8mmに関する新着の話題を継続してここの枠で発表します。

 さて、先日私が某ネット経由で手に入れたELMO K-100SMのジャンク品(ベルト切れ、ランプ不点灯)をどうにかできないかと考えていたところ、別枠で求めた映写機に例の「8mm映写機修理の友」バンコードが同封されていたのです。しかも少なく見て二台はまかなえそうな分量だったので、どうせ8mm関係の仕事を始めるのだから映写機の駆動系ぐらい直せるようになろう、と考え、関係業者のご助言やネットの情報なんかを頼りに、ほぼ手探り見よう見まねで修理に着手しました。
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おなじみのK-100SM。操作側のフタを開けるとこんな感じで、意外にシンプル
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ランプの基台接点が金属腐食で詰まっていたので、穴を開け直し清掃・研磨
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上の部分にベルトをかますのは一見複雑そうですが、筐の裏にちゃんとメンテ用のガイドが
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あとは防熱ガラスの腐食部を磨くだけですが、これの修復には膨大な時間がかかるようです。


 コードの接合部は写真の真ん中辺りで、工程としては両断面をヒートカッターで熱してくっつけます。バリが目立ちますが強度は充分です

 上記の通り、駆動系・電気系は手を入れて充分に動く状態で、あとは防熱ガラスの研磨と細部の調節を施せば何とか使える状態にはなりそうな感じです。
 本当にほんの先日まで、自前で映写機を直す発想自体が頭になかったのですが、こうやって試行錯誤込みでいじってみると、臆することなく手を入れてやれば意外に動かせるものだな、と少しだけカルチャーショックでした。

 今日の日本ではリユース、リユーズの意識が、例の大災害の影響である程度喚起されてはいるようですが、省資源の要であるリサイクルにまでは発想すら至らないようです。何より自分で直して充分使えるのであれば無駄な購入費+経費も押さえられますが、普遍的にそんな意識が敷衍するのに今の日本では、まだまだ時間が必要なようです。

 何れにせよ、殊8ミリフィルムに関してはメーカーを含め誰も分担や肩代わりをしてくれない状態なので、私個人で出来ることを試して、うまく行けばこの場、もしくは「宮澤動画工房」の枠内で発表する所存です。
by 8mmhozon | 2011-04-23 03:57 | 8mm機材