このページは、現在すたれつつある8mmフィルムやその機材、および製作技術を後世にまで残すべく立ち上げた記録媒体です


by 宮澤英夫
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

カテゴリ:活動指針( 4 )

下の書類を見てください。
f0238564_23411984.jpg
一見なに書いてあるかわからないと思いますが、これはドイツのwittner-kinetek という業者と個人輸入取引をした際作成された、確認用の注文書です。使用言語もドイツ語です。
wittner-kinetek(cinetec)といえば8ミリ初心者を脱した人ならご存じと思いますが、小型映画(9.5mm,ダブル8,Supe8,single-8)の素材や部品を扱っている、 世界屈指の小型映画netshopです。
私は昨年末、市内で古い8mmフィルム上映会を催しましたが、その準備段階でどうしても国内では手に入らない素材があり、たまたま赴いていたCINEVIS8&16の北さんからwittnerの話を伺い、英語やドイツ語が出来るならアクセスしてみたら、とそそのかされ、自宅でwittnerとの接触、個人輸入を試みました。
しかし向こうも商売でした、オーダーフォームに必要な商品名と、価格、送料、手数料を確認するだけで、発注自体は何の問題もありませんでした。
しかし私はビジネス上のやり取りだけでは飽きたらず、先方に送る到着確認用書類に、ビジネスを超えた思いの丈を英文で叩きつけました。
f0238564_08159.jpg
本当に熱い文章はこの後に続くのですが、要は「貴社のおかげでいろいろ大変助かりました、またピンチになればアクセスさせてください!」という内容です。
すると、こんな返信がやってきたのです。
f0238564_013618.jpg
これも要約すると「お話承りました。何かありましたらいつでもおっしゃってください」というものでした!

もちろん大学まで英語の教科は学んでおりました。しかし実生活や職務で英語を使う機会がないので、机上の修練ばかり続けているうち、自分は到底英語は使えない、と八割諦めてました。
しかし必要に迫られ、辞書や翻訳サイトなんか利用してやりとりするうち自然に身に付き、今では原書や英語のサイトも、以前よりは気楽に開けるようになりました。

そして一旦使えると味を染めると間髪置かず次のターゲットを探し出し、果ては海外の個人通販、オークションサイト「ebay」にまで突入してしまいました。画像が横倒しになってますが。
f0238564_0362330.jpg
Eumig T180という、日本ではなかなかお目にかからないDS兼用映写機を個人輸入したのです。どうかしてます。しかも出品者はまたもドイツ人です。

海外ネット遠征話はこれからも尽きませんが、次は上の発注案件に関するエピソード、また取引中に起きたハプニングなどを載せる所存です。では。

ちなみに、今回利用した海外サイトのリンクを貼っておきます。

 wittner-cinetec http://www.wittner-cinetec.com/katalog/00_home/index.php

 ebay http://www.ebay.com/?redirect=mobile
by 8mmhozon | 2012-06-14 00:51 | 活動指針
 随分、長らく更新を怠っておりまして、申し訳ありません。
 もちろんこの間も、宮澤動画工房の活動を止めていた訳ではありません。先日も上映活動のために16mm映写機を二台導入した、と書きましたが、下に示す画像にそのアドバンスが伺えると存じます。

ジャーン!
f0238564_21254594.jpg
 Canon SCOOPIC 16 Mです。某yオクで、¥20,000で手に入れたものです。
 現在はバッテリーの中身となる、定格の合うNi-cd電池が見つからず、動作確認も出来ない状況です。

 しかしその左に、何か不穏な物体が映っていますね。足っぽいし、思いっきりギプスで固めてありますし。

 そう、いま私は、不慮の事故で左足を折ってしまい、地元の県立病院に入院中なのであります。更新が滞っておりましたのも、これが原因です。
 完全な自損なのでややこしいことにはなってないのですが、骨折の方はややこしいことになってまして、もう二ヶ月も病院内に籠り切りで、なお退院の目処はがはっきり立っておりません。
 まあ要は、入院中何もすることがないし、入院費以外に機材費は確保してましたので、ひたすらスマートフォンでいろいろアクセスするうち、SCOOPIC16にしては安価な本品が目に留まり、勢いで入札、落札に至ったのです。

 しかし、16mmカメラを手に入れたのは本品が初ではありません。
 実は事故の少し前に、下に示す物品も手に入れたのです。
f0238564_21294674.jpg
 これも16mmカメラです。ロシア製の手巻きゼンマイ式動力で、価格は¥12,000という安さでした。
 型番はロシア語を直で英字にするとKRASNOGORSK 3となりますが、読み方も来歴もよくわかりません。ただソビエト時代の製品にしては出来が良いとの評判で、結構最近まで製産が行われ、旧東欧を中心に出回っていたらしいのです。
 これなら電気無しで使える、と満足していた(SCOOPICはステータスとして欲しがっただけ)ところ、またとんでもない代物を目にして、思わず入札ボタンに指が伸びたのです。
f0238564_21312714.jpg
 ご覧の通り、BOLEXです。H16 Reflex、BOLEXの一眼16mmでは最古のものです。これも某yオクで、¥10,000という破格でした。レンズ無し現品だったので、同時期に入手したCマウントテレシネアダプターを装着させてます。
 さすがにBOLEX のボディは貫禄充分ですね。奥のカメラはfacebook掲載用に入れ込んださっきのSCOOPICです。

 しかしこれだけ16mmカメラを揃え、映写機も入れたところで、さて自分で16mmの作品を撮ろうと目論んでいるかというと、そうではありません。
 このような16mm環境を整えたのは、実は私が将来的に、佐賀で映画製作を講師として教えるようになった際、実習の教材として使えるよう準備を行っているのです。残念ながら佐賀では映像製作の実習はおろか、正規の教育機関で映画製作を教える環境が薄弱なのです。ところが今ちょうど、佐賀アカデミズムがメディア学、映像作家育成の環境構築に乗り出している所なので、私はそこにフィルム実習を放り込んで、デジタル環境に慣れきった学生や教員の意識に一石を投じ、不便な環お境にあえて置くことで自ら工夫を凝らす楽しさを体感させたい、なんて展望というか願望を抱いての、一連のアクションであります。

 本当ならまだ、このブログに書き留めたいトピックは山ほどあるのです。しかしただいまスマートフォンからの更新で、このまま続けると傷にも障るし時間もかかり過ぎで正直きついです。そこで、活動軌跡の次なる記録は次の機会に回に回したいと存じます。

 では。
by 8mmhozon | 2012-05-22 23:43 | 活動指針
f0238564_1543445.jpg
 こんなチラシをいま現在、佐賀市内のお店や施設にばら撒いているところです。
 実は先日、いつものようにリサイクル店廻りをしていると、カメラ関係の知識が凄いと言われて特別に事務所内の保管品を見せてもらっていたところ、大量の8ミリフィルム、しかも旧規格ダブル8の山が収納ケースひとまとめにほぼ放置状態でしまわれていたのです。
 そもそもこれが何なのか、何かわかったら店に出せるものはないか、と言われ、その後日にエディターを持参して確認作業を行いました。そして大概は確かにこんにちのホームムービー的な映像ばかりで、一応こちらで精査はするけど売り物にはならないから、と断って1ft一円という算定で引き取ったのです。
 以前にも世界旅行の模様を収めたフィルムを発見した経緯があったので、今度はどんな映像が、と期待のたかぶる中ビューワーを覗いていたら、ホームムービーばかりでなく当時の風俗を記録する目的で撮られたと思われる映像が、タイトル付き未編集で出てきたのです!
 俄然テンションが上がって別の巻を確かめると、今度は昭和40年あたりに撮られたと思される、自宅からほど近い昭栄中学校の年中行事を収めたフィルムが、しかもカラーと白黒混じりでうかがえたのです。
 こんな佐賀にまつわる貴重なフィルムが続々と手元に集まりだし、また佐賀市内外でこの話題を挟むと「うちにもそんなのあったような」という話が湧いてくるのです。
 ちょうどサガテレビとNHK佐賀も古い映像をスポットで紹介しはじめましたし、他にも佐賀の周辺で映像に関するいろいろな動きが見えてきたりして、では私も8ミリフィルムを集めて何かしでかそう、と想起し、上にあるチラシを作成し、「宮澤動画工房」の一部署として「九州8ミリセンター」を設けることにしました。
 もちろん活動はただ集めるだけに留まらず、所有者の方に超安価でDVDに焼いて提供し、個人情報が特定されない映像を拝借して自作の素材に使ったり、またフィルムそのものを上映イベントに活用したりしようと考えています。そして保管関係の機材をそろえ、フィルムそのものを修復保管してまた何処か使いたい向きがあれば提供する展望も抱いています。それと、極端に古いフィルムは劣化を来たして編集機にすらかけられない状態のものがあるので、その素材自体を修復する手立てを考えています。

 佐賀近辺にお住まいでない方には重要な情報ではありませんが、古いフィルムには当然、その当時の景観や風俗が写り込んでいますので、上のようなものがあったらわからないからと捨てる、のでなしに、近くのテレビ局や映像に詳しい方に見てもらってはどうでしょうか。
 そして当然、佐賀近郊の方は上記の番号までご連絡ください。では。
by 8mmhozon | 2011-05-12 01:55 | 活動指針
 今回で「8mm技術保存研究所」の具体的な活動内容を明らかにする、というようなことを前回に記しておりましたが、実は私が旗印を揚げて積極的に動き、他人も動かす、などという活動は当分は行わないつもりです。
 なにぶん私にも本職、というか抱えている仕事が複数ありまして、その上さまざまな有償無償の活動を行っており、当分の間こちらの方はあくまで趣味の一環というスタンスで進めていきたいと考えています。

 ではさし当たって、具体的に私が何をする予定かというと、

1・ 筑後平野エリア(佐賀県南東部、福岡県南西部)のリサイクルショップや質屋の店頭に置かれた8mm機材の確認(数量、保存状況、状態など)、その報告。

2・ 可能な限り上記の機材(故障機も含む)を当方で購入し、保存体制を整えること、そしてその報告。

3・ 当方が保有している8mm関連雑誌・書籍のデジタルデータ化。

 現時点ではこのような活動を当ブログにて行うつもりです。
 1と2については説明するまでもないでしょう。何か動きがあれば、その都度ここで報告いたします。
 そして3に関しては、ひたすら書籍の全ページをスキャナで取り込んでJPG形式のファイルで保存、しかる後に編集作業を行なう、という孤独な作業になるようです。そしてこれもある程度作業が進めば、この場で逐次報告する予定です。

 そしてある程度体勢が整った際、次の段階への移行を考慮に入れます。

4・ 現時点での8mm事情の調査、把握、およびその報告。

5・ 当方が保持する8mm作品の製作技術の記録、公開。

6・ 3で作成したデジタルデータの公開。

 4で挙げた8mm事情とは、8mmフィルムおよび関連消耗品の販売状況、メーカー側の8mm機材の修理体勢などを指します。これについてはネットで調べた方が早いとも思われますが、私は現役時代にも同じことを行なっており、その時の経験から単に媒体づてのみで集めるより、直接問い合わせた方が細かい情報や事情などがつかめると思いますので、時間はかかりますが私なりのやり方で進める予定です。もちろんまず先に、ネット上で散見されるそれらの情報を取りまとめる作業を行ないます。
 5についてはきわめて個人的な仕事になるので、特に問題ないでしょう。
 6に関しては、頒布の方式が問題となります。ネット上で公開することはもちろん視野に入れていますが、さし当たってはディスクに焼いて私の作品集と同様、八戸窯において実費で配布することになるでしょう。これもまた、取り込みと編集作業で時間をかなり取られるので、当分先の話になります。その間に、どういう体勢を取ればよいかを考慮します。

 今後の展望として、2で収集した機材を元手に、修理技術を習得することも視野に入れています。これに関しては問題が山ほどありますので、また追い追い考えていくことにします。
 また、他の組織では会員に当たる、研究所員というものを募集することも考えています。そしてゆくゆくはそれらの方々とともにこの研究所を運営しようという構想を持っていますが、それもまたずっと先のことになりそうです。

 ともかく始動したばかりで、進めるうち不備が百出すると思います。
 ですのでしばらくは「宮澤英夫マガジン」と同じく記事形式、こちらは不定期で、記事が掲載できる形にまとまった折々に更新するようにいたします。
 そして記事をご覧いただいたのち、よろしければご意見ご感想をcomment欄にお寄せください。今後の展開の参考にいたしたく存じます。

管理人 宮澤英夫


※次回は、私が所有する8mm機材のリストおよびデータを紹介する予定です。
by 8mmhozon | 2010-04-30 02:19 | 活動指針