このページは、現在すたれつつある8mmフィルムやその機材、および製作技術を後世にまで残すべく立ち上げた記録媒体です


by 宮澤英夫
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 今回で「8mm技術保存研究所」の具体的な活動内容を明らかにする、というようなことを前回に記しておりましたが、実は私が旗印を揚げて積極的に動き、他人も動かす、などという活動は当分は行わないつもりです。
 なにぶん私にも本職、というか抱えている仕事が複数ありまして、その上さまざまな有償無償の活動を行っており、当分の間こちらの方はあくまで趣味の一環というスタンスで進めていきたいと考えています。

 ではさし当たって、具体的に私が何をする予定かというと、

1・ 筑後平野エリア(佐賀県南東部、福岡県南西部)のリサイクルショップや質屋の店頭に置かれた8mm機材の確認(数量、保存状況、状態など)、その報告。

2・ 可能な限り上記の機材(故障機も含む)を当方で購入し、保存体制を整えること、そしてその報告。

3・ 当方が保有している8mm関連雑誌・書籍のデジタルデータ化。

 現時点ではこのような活動を当ブログにて行うつもりです。
 1と2については説明するまでもないでしょう。何か動きがあれば、その都度ここで報告いたします。
 そして3に関しては、ひたすら書籍の全ページをスキャナで取り込んでJPG形式のファイルで保存、しかる後に編集作業を行なう、という孤独な作業になるようです。そしてこれもある程度作業が進めば、この場で逐次報告する予定です。

 そしてある程度体勢が整った際、次の段階への移行を考慮に入れます。

4・ 現時点での8mm事情の調査、把握、およびその報告。

5・ 当方が保持する8mm作品の製作技術の記録、公開。

6・ 3で作成したデジタルデータの公開。

 4で挙げた8mm事情とは、8mmフィルムおよび関連消耗品の販売状況、メーカー側の8mm機材の修理体勢などを指します。これについてはネットで調べた方が早いとも思われますが、私は現役時代にも同じことを行なっており、その時の経験から単に媒体づてのみで集めるより、直接問い合わせた方が細かい情報や事情などがつかめると思いますので、時間はかかりますが私なりのやり方で進める予定です。もちろんまず先に、ネット上で散見されるそれらの情報を取りまとめる作業を行ないます。
 5についてはきわめて個人的な仕事になるので、特に問題ないでしょう。
 6に関しては、頒布の方式が問題となります。ネット上で公開することはもちろん視野に入れていますが、さし当たってはディスクに焼いて私の作品集と同様、八戸窯において実費で配布することになるでしょう。これもまた、取り込みと編集作業で時間をかなり取られるので、当分先の話になります。その間に、どういう体勢を取ればよいかを考慮します。

 今後の展望として、2で収集した機材を元手に、修理技術を習得することも視野に入れています。これに関しては問題が山ほどありますので、また追い追い考えていくことにします。
 また、他の組織では会員に当たる、研究所員というものを募集することも考えています。そしてゆくゆくはそれらの方々とともにこの研究所を運営しようという構想を持っていますが、それもまたずっと先のことになりそうです。

 ともかく始動したばかりで、進めるうち不備が百出すると思います。
 ですのでしばらくは「宮澤英夫マガジン」と同じく記事形式、こちらは不定期で、記事が掲載できる形にまとまった折々に更新するようにいたします。
 そして記事をご覧いただいたのち、よろしければご意見ご感想をcomment欄にお寄せください。今後の展開の参考にいたしたく存じます。

管理人 宮澤英夫


※次回は、私が所有する8mm機材のリストおよびデータを紹介する予定です。
by 8mmhozon | 2010-04-30 02:19 | 活動指針
「8mm技術保存研究所」開所の辞

 みなさん、ごきげんよう。
 私は当ブログ、「8mm技術保存研究所」を開設した管理人、宮澤英夫です。
 ここをご覧になる方の多くは、すでに8ミリについてある程度のことをご存知かと思いますので、初心者に対してなされるべき説明は、まずここでは割愛させていただきます。
 さて、私がこの研究所を立ち上げた目的は、看板にもあるとおり8ミリフィルム技術の保存です。
 ご存知のように、8ミリフィルムは現在、まさに存亡の危機にあります。
 国内唯一の現行8ミリフィルムメーカー、富士フィルムは二年後にシングル8の生産を完全終了、現像も平成二十五年をもって中止する、という事態になっています。そして皮肉にも、二十年ほど前に国内撤退で騒がれたコダックのスーパー8は現在、海外ユーザーが日本よりは少なくないことから本国で体制が継続中、首の皮一枚でつながっているという状態です。
 一部の非大手メーカーで細々とフィルムの製造、現像がなされているという例もありますが、いずれにせよ日本において8ミリフィルムというメディアは、早晩すたれていく運命にあります。
 かく言う私もかつては8ミリフィルムのヘビーユーザーでしたが、社会人になって8ミリを活用できる場もヒマもなく、仕事で映像を撮る手段もビデオカメラに移行し、編集はパソコン上で処理を行っている有り様です。
 しかしながら、8ミリフィルムを過去の遺物だと打ち捨てるには記録媒体としてあまりに魅力的で、表現力においてもビデオに劣るとは思えず、むしろ8ミリ独特の味というものがその内に存在しているように見え、単純にビデオと比較するのは間違っている、つまりビデオへ移行する過渡期の一形態として見殺しにするには惜しい、と長らく思っていました。
 そこへ、一昨年より不穏な動きが8ミリ業界において見られ、果ては生産現像打ち切りのふち目に立たされ、このままでは社会的に、8ミリフィルムが存在していたことすら忘却の彼方へ押しやられてしまうかもしれない、そういう危惧を私は抱きました。
 そこで、いまだ8ミリをこよなく愛する私がここで立ち上がり、この技術を何らかの形で後世に継承せねばなるまい、と思い至ったのです。
 もちろん他にも8ミリ愛好家はあまた存在し、それらの方々が集って8ミリのともしびを守るための活動が、特に東京を中心になされていることは重々承知しており、彼らと連携を執ることも当然考えています。
 ただ、かつて発行されていた8ミリ専門雑誌「小型映画」のバックナンバーを見ると、中央のメーカーや有力者、有力グループばかりが8ミリを支えていたのでなく、全国津々浦々に存在した多くのアマチュア8ミリ愛好家たちがその土台を築き、縁の下で母屋を守っていたようです。
 そこで私もその下支えとなるべく、微力ながらこの研究所を立ち上げた次第です。
 今回は私の決意表明ということで、具体的な活動予定については次回以降に紹介いたします。
 さしあたって、私と同じく8ミリの息吹を守ろうと考えていらっしゃる方は、こんなのが九州の片田舎から発信しようとしている、と心に留めておいてください。
 そしてこのブログを、ブラウザの「お気に入り」に入れていただければ、まことに幸いです。
 なお、私自身の8ミリ活動歴は、「宮澤英夫WEBサイト」内の「宮澤英夫フィルモグラフィー」においてご覧いただけます。
 補足しておくと、8ミリ技術の保存と申したところで、私自身で8ミリフィルム自体の生産・現像を成し遂げよう、などと考えているのではありません。事実上、ケミカルな知識も技術も、そして元手も持たない私にそんな所業は不可能です。
 どちらかというと、私が保持している、8ミリフィルムを用いて作品を製作する技術、そして作品を作ろうという意志、根性、そのようなスピリッツも併せて継承しよう、と目論んでいる次第です。
 これをもって開所の辞となし、続きはまた近日中に更新いたします。
 その段にはもっと具体的なことが表わされているはずですので、いましばらくお待ちください。

管理人 宮澤英夫


by 8mmhozon | 2010-04-26 00:46 | 開所の辞

プレオープン記事

 このブログは8㎜技術保存研究所です。
 今回はブログ設営を行ったのみで、まだ記載する記事を作成しておりません。
 そこで、もし8㎜フィルム、8㎜映画、自主制作映画、その他、個人映画に興味を持たれている方は、ぜひともここのURLを取得されるか、お気に入りの中にお入れください。
 次回は本番の記事、このブログを開設するに当たっての抱負などを載せる予定です。
 請うご期待。
by 8mmhozon | 2010-04-16 04:27